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離婚すると年金を分割することができると聞いたのですが、それはどのような制度ですか?
回答者: Sugiyama 掲載日時: 28-Mar-2008 14:42 (2303 回閲覧)
細かいことは省略し、できるだけわかりやすく説明したいと思います。

この制度の趣旨は、会社の厚生年金は夫婦の共同生活によって納めたものであり、例え妻が専業主婦であったとしても、それは妻が家庭を守るために一生懸命に家事をしたからこそ、夫は会社の仕事に専念できたのであり、離婚したのであれば、当然その厚生年金はお互いに分け合うべきだという考えによるものです。
つまり、「結婚していた期間」に夫や妻が加入していた会社の厚生年金の記録について夫婦で分け合おうという制度です。
「結婚していた期間」に限りますので、例えば結婚前の夫の厚生年金などは分割の対象となりません。

この制度は大きく分けて「離婚分割」と「3号分割」というものに分かれます。

「離婚分割」とは平成19年4月1日以降に離婚した場合に、離婚当事者の請求により、厚生年金の記録を分け合うというものです。
平成19年4月1日より前に離婚してしまった場合はこの制度を利用することはできません。
また、この請求ができるのは離婚後2年までです。ご注意下さい。
離婚当事者の話し合い、場合によっては裁判によって、分割の割合を最大50%までで定めることになります。

「3号分割」とは平成20年4月1日以降に離婚した場合に、3号被保険者(専業主婦など)に対して、2号被保険者(会社員の夫など)の厚生年金の記録が半分に分割されるというものです。
これは法律上当然に分割されるので、請求の必要はなく、当然時効というものはありません。
なお、3号分割は平成20年4月1日以後の期間に限ったものです。

最後に。

何よりも勘違いしてはいけないのは、これらの制度により厚生年金記録を分割したとしても、実際に年金として支給されるのは原則65歳になってからであり、国の年金制度に最低25年加入していなければ年金自体受け取ることができないということです。
離婚時に既にご自身の年金加入期間が25年を経過していればまだよいのですが、そうでなければ離婚後ご自身で会社の厚生年金なり、国民年金なりを支払い続けていかなければならないということを忘れてはいけません。

以上が制度のおおまかな説明です。

できるだけ「夫婦円満」で添い遂げましょう。


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